1: ◆mZB81pkM/el0 (茨城県) [JP] 2020/05/14(木) 21:40:46.08 ID:WPHHN/YT0● BE:844481327-PLT(13345)
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【ソウル】ジョン・チョイ氏(30)は当地のナイトクラブに入場した際、新型コロナ対策の手順に従った。
彼はマスクを着用し、体温検査をし、入り口で個人情報を記入しようとペンを手にとった。しかし、記入用紙を眺めた際に彼は、偽名として書いたと思われる有名人たちの名前を目にした。
彼のクラブ仲間たちには、個人情報を明かしたがらない理由があった。彼らの大半は、韓国の性的少数者(LGBT)コミュニティーの人々であり、その多くは今も家族や同僚に対し、LGBTであることを隠している。
性別や性的傾向について伝統的な考えに固執することの多い社会の中で、色眼鏡で見られることを恐れているからだ。
こうした来場者の判断は、公衆衛生部門の当局者らに課題を突き付けることになった。
5月初めにソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)の男性同性愛者向けクラブやバーを訪れた29歳の男性を感染源として、計100人以上の新たな集団感染が起きたのだ。
韓国の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策は初期の成功例となっているが、同国はここにきて、今回のパンデミック(感染症の世界的大流行)に伴う新たな問題分野に踏み込むことになった。
それは梨泰院での集団感染に対処する際に、プライバシーと公衆衛生のバランスをどう取っていくのかという問題だ。
韓国の保健当局は、世界最強クラスの接触者追跡手段を有している。それは、クレジットカードの使用履歴、監視カメラ映像、スマートフォンのデータなどを調べる権限を彼らに認めている感染症関連の法律のおかげだ。
しかしそれでも彼らは、今回問題となっている日に計5軒のクラブとバーを訪れた5500人の人々のうち、3分の1以上の所在を、いまだにつかめていない。当局者らが匿名扱いを約束しているにもかかわらずだ。
その日に2軒の同性愛者向けクラブを訪れていたチョイ氏によると、多くの来店者らは、何らかの形で素性が明らかにされることを恐れて、虚偽の情報を伝えていた。
先週にこの関連で最初の感染者発生が伝えられると、チョイ氏は急いで検査を受けた。保健当局から、電話や突然の訪問を受けるのではないかと考えたからだ。
身元を隠すため英語名を使っているチョイ氏は「家族に知られたらどうなるだろうと考え、当時はパニック状態になった」と語った。
彼の検査結果は陰性だった。彼は今も両親と暮らしており、保健当局からの1日2回のチェックの電話の会話を両親に盗み聞きされることを恐れている。
大半の韓国人は当局の追跡調査手法を支持している。調査担当者らはこうした態勢の下で、個人情報を分析し、誰に感染のリスクがあるか、感染者がどこを訪れたかについて政府ウェブサイト上で迅速に公開している。
しかしLGBT支援グループによれば、こうしたプライバシーに立ち入った手法は、すでに差別に直面しているLGBTの人々に痛みをもたらす可能性がある。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1121550.html 続きます
9: ◆mZB81pkM/el0 (茨城県) [JP] 2020/05/14(木) 21:43:28.33 ID:WPHHN/YT0 BE:844481327-PLT(12345)
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>>1続き
一部の韓国メディアは当初、集団感染発生場所が同性愛者の集まる場所であることに注目し、目立つ見出しでそれを伝えたことで、ネット上で激しい非難の声が巻き起こった。
ペンテコステ派教会と関係するある新聞は、独自記事と銘打って、梨泰院で発生した最初の感染者が「ゲイ」クラブを訪れていたと報じた。
この言葉は後に「有名」に置き換えられた。同紙の従業員組合も、当初の見出しを批判する声明を出した。
国連の承認を受けているニューヨークのLGBT支援グループ、アウトライト・アクション・インターナショナルのエグゼクティブディレクターを務めるジェシカ・スターン氏によれば、
韓国で見られたようなLGBTコミュニティーに対する反感が表面化するリスクは、さらに多くの国々がロックダウン(都市封鎖)を解除する過程で高まるとみられる。
スターン氏は「こういったことはこれからも起こる」と述べ、「ゲイバーのせいでCOVID-19の感染が拡大したというニュースを聞くことが増えるだろう」と話した。
新たなクラスター(感染者集団)が報告された先週、韓国では4日間連続で国内での感染者が確認されなかったことから、ソーシャルディスタンシング(社会的距離の確保)のための施策を緩和する準備が進められていた。
保健当局が今回の新規感染者を追跡したところ、5月1日の夜から2日の早朝にかけて梨泰院のナイトクラブが多くある地区を訪れていた1人の男性に行き着いた。
彼は4日後に検査で陽性であることが分かった。
保健当局によると、梨泰院のクラブ関連の感染者102人のうち4分の1以上は感染したクラブ訪問者の家族かその同僚で、二次感染でウイルスに感染したという。
新たな感染者はソウル郊外から南部の港湾都市の釜山、済州島に至るまでの各地で確認されている。
済州島は首都ソウルから飛行機で70分の距離にある。
24歳の同性愛者で大学のLGBT学生団体に所属しているH・Y・ジョン(Jeong)氏は、
「梨泰院のクラブには全国各地から人が集まっていた。われわれにとって安全な場所がほとんどないからだ。われわれに対する憎しみや差別があるために、身を隠さざるを得ないのだ」と語った。
7つのLGBT支援団体は12日の記者会見で、緊急対策本部を立ち上げたことを明らかにした。そこではカウンセリングを提供したり、メンバーに検査を促したり、地域の保健当局との連絡係の役割を果たしたりするという。
7つの団体の1つである「ビトウィーン・フレンズ」はここ数日で50件以上の電話を受けた。
団体の責任者を務めるリー・ジョンカル(Lee Jong-geol)氏によると、電話をかけてきた同性愛者は、政府の情報公開によって同性愛者であることが雇用主や家族にばれてしまうことを恐れていたほか、
2週間自宅待機になる理由をどう説明したら良いかを気にかけていた。
リー氏によると、「多くは隔離されることと、自分たちのアイデンティティーが必然的に明らかになってしまうことへの心配と恐怖を口にしていた」という。
まだ続きます
16: ◆mZB81pkM/el0 (茨城県) [JP] 2020/05/14(木) 21:45:29.13 ID:WPHHN/YT0 BE:844481327-PLT(12345)
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>>9続き
先週、梨泰院のクラブ関連で最初の感染者が報告されたとき、診療所は検査を受けた人に対し、結果のいかんにかかわらず2週間の隔離の対象になると告げた。
しかし、保健当局は先週末に方針を変え、検査で陰性だった人は隔離の必要はないが、症状の監視を受けることに同意しなければならないとした。
地域当局の方針は、ここ数日で変わった。6日に梨泰院のクラブ関連で最初の感染者が報告された後、当局は3つのクラブに的を絞り、5月2日に訪れていた約1500人の追跡を試みた。
検査を受けた人は、どんなところを訪れたかを報告しなければならなかった。
10日までに、対象のリストは5軒のクラブと5000人以上に増えていた。
11日になって当局は、自分の電話番号だけを記載し、訪問した場所を特定する必要がない匿名の検査方法を広範囲に提供し始めた。
その時点で当局は、検査推奨の対象を、梨泰院地域の娯楽施設に行った全ての人に拡大していた。
現在では、検査の結果、ウイルスに感染していないことが確認された人は、症状が出るかどうかを確認する期間だけ監視に同意しなければならない。
ソウル市は12日、追跡できている人の数が過去1日の間に倍増したと発表した。
韓国の支援団体「エイズ人権の集まり『ナヌリ』(HIV/AIDS Human Rights Solidarity Nanuri+)」に所属するナ・ヨンジュン氏によると、検査を受けるため自主的に医療機関に行く個人の中には、性感染症にかかっているかどうかなど、不必要な質問を受ける人もいるという。
全国的に感染例が報告されているにもかかわらず、匿名での検査はソウルとその周辺地域だけ限定されている、とナさんは指摘する。
チョイ氏は、当局による他の調査のための行為が、検査を受けることがリスキーだと思わせることにつながっていると指摘する。
チョイ氏によると、複数の友人が、自宅にかかってきた電話に親が出て、その際に地区の係員が「梨泰院のクラブにいた人を探している」と言ったという。
また、マスクや消毒液などの感染防止用品を自宅に送り付けられた人もいた。中には、現金を使った記憶しかないのに、クレジットカードの履歴で突き止めたと言われた者もいた。
チョイ氏は「こういったことが、人々を恐怖に陥れている」、「私たちには行き場がない。じっと声を潜めているしかない」と話している。
引用元: ・https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1589460046/