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ラムの「~だっちゃ」は仙台弁が基に
…高橋留美子さん、うる星やつら新作アニメに期待
SFラブコメディーの名作「うる星やつら」の新作アニメの放送
が始まり、話題になっている。宇宙からやってきたヒロインのラム
といえば、「~だっちゃ」というかわいい語尾が印象的。今回、読
売新聞のインタビューに応じた原作者の高橋留美子さんが「仙台弁
が基になっているんです」と明かしてくれた。(川床弥生)
「うる星やつら」は1978~87年に小学館・週刊少年サンデ
ーで連載された人気漫画で、81~86年にテレビアニメ化され、
一大ブームを巻き起こした。凶相の持ち主の高校生・諸星あたると
鬼族の娘・ラムら個性的なキャラクターたちが繰り広げるドタバタ
コメディーだ。
特にヒロインのラムは大人気。高橋さんは、キャラクターを作る
のにあたり、様々なパターンを考えた。「アフロヘアやショートヘ
アもありました。ビキニの虎柄は雷様から。髪の色は特に決めてい
なかったんですけど、緑色になったのはアニメからです。前向きで
とにかくかわいい女の子を描きたかったんです」
当時の担当編集者から提案され、言葉にも特徴を付けることに。
デビュー前に読んでいて好きな作品の一つ、井上ひさしさんの小説
「青葉 繁 れる」から着想を得た。「小説の中に出てくる『だっち
ゃ』っていう言葉がすごくかわいいと思って。デビュー作の半魚人
みたいなキャラが『だっぴゃ』っていう言葉遣いだったので、その
変化系です。語尾につけてよかったです。かわいいし、覚えてもら
えました」
仙台の印象については、「子供の頃、親に七夕まつりに連れてき
てもらって、きれいだなと思った思い出があります。それ以降、訪
れたことはないんですが、青葉 城址 もありますし、牛タンをぜひ
食べに行きたいですね」と語る。
新作アニメについても期待を寄せる。「昔のと比べながら見ても
十分楽しめます。初めて見る人は、本当にくだらない話なので、そ
のまま楽しんでください」
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https://www.yomiuri.co.jp/culture/subcul/20221026-OYT1T50305/