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「昨年11月、アウディーイウカでウクライナ軍と高速道路を挟んで対峙した時のこと。向こうは完全な要塞を築いて待ち構えていた。こちらも地下壕を作り暗視カメラや熱監視カメラを用いて、大画面のモニターから敵軍を監視してました。その際、特攻作戦が発動されて10人の志願兵を募り、私は迷わず手を挙げたんです。
真夜中に500m先の要塞まで匍匐前進で移動するのですが、ロシア兵の一人から『絶対に行くな。本当に死ぬぞ』と涙ながらに止められました。ウクライナを支援する日本はロシアから敵国扱いをされても、ロシア人は国と人は別物と考えてくれる。日本人だからといって差別された経験は一度もありません」
仲間の制止を振り切って特攻作戦の先頭に立った金子氏。囮(おとり)ともいえる役割を果たす彼は、大きな危機にさらされる。
「この作戦には医療兵すら帯同しません。真夜中なのに、銃撃や砲撃の光で昼間かと思うほど空が明るくなった。100mほど進んだところで、隣にいた兵士が左目を撃たれて眼球が飛び出しました」
要塞まで20mに迫った高速道路の土手で、金子氏は手榴弾の爆発によって腎臓を損傷。二つ目の手榴弾の破片が頬骨を突き刺した。死を覚悟するほどの重傷を負いながらも奇跡的に生還を果たし、ロシア軍に貢献した。
この戦いはロシア軍に多大なる戦果をもたらし、アウディーイウカ陥落の一助となったという。最前線に立った金子氏の貢献は複数のロシアメディアによって報じられ、英雄視される存在になった。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/59fa58f97129b059908f30b52c48638d523529fa
日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし (バンブーコミックス エッセイセレクション) - にしかわたく, 高部正樹
引用元: ・https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1714199570/